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2008年10月29日 (水)

外貨投資の秘訣

素人だから勝てる外貨投資の秘訣―虎の子の退職金、ボーナスを着実に殖やす 素人だから勝てる外貨投資の秘訣―虎の子の退職金、ボーナスを着実に殖やす

著者:竹中 正治
販売元:扶桑社
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外貨投資の秘訣は、円が強いときに外貨に替えて、円が弱いときに外貨から円貨に戻すこと。素人は短期で勝負する必要がないので、短期の変動にとらわれてはいけないし、とらわれる必要もない。

円が強いかどうか、は購買力平価と為替レートの推移を見ると一目で分かる。今後の傾向も分かる。いつ為替が動くかを予測することは難しくても、今後どちらに動くかを見極めることは極めて簡単なことなのだ。

長期投資の立場を貫くため、外貨投資は国債など長期債権に主眼を置くとよい。短期の変動は外為証拠金取引でヘッジできる。ヘッジをかけることで短期の変動に一喜一憂することなく、長期の金利と為替変動による差益を狙うことができる。

☆☆ -- 為替の変動は長期的には購買力平価に添う。これが筆者の主張の主眼です。金利差は為替の変動により調整されるため、本来残らないはずのもの。それを狙うのではなく、大きな流れの中で為替が強いか弱いかを判断し、それにあわせて投資しましょう、という主張はとても分かりやすいものです。長期的に資産を増やしたいと考える方にお勧めします

2008年10月26日 (日)

人への影響力 現代組織を生き抜くために

影響力の法則―現代組織を生き抜くバイブル 影響力の法則―現代組織を生き抜くバイブル

著者:デビッド L.ブラッドフォード,アラン R.コーエン
販売元:税務経理協会
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現代の組織においてコミュニケーション能力は必須事項だ。人を動かすには自分に力が必要と言われるが正しくはない。権力がなくても人は動くものだ。

人にして欲しいことがあるのなら、自分から先にしてあげなさい。相手が望むもの(通貨)を考え、相手にそれを与えよう。その対価として自分がして欲しいことを相手にしてもらうのだ。

そのためには相手が望むものを知る必要がある。相手の世界について情報を集め、相手の立場に立って考えることが重要だ。相手の立場を忘れず、自分のニーズと欲求を満たす。それこそが影響力の源泉となるのだ。

☆☆☆--企業など組織で生きるためには何を考える必要があるか。そんな問題意識をもって読むと大変参考になります。対上司・対部下など、そこまでこちらが考えないといけないのか? と思う部分もあります。自分がどうしても必要な事柄であれば、それも必要と割り切れるかどうか。ようは考え方次第、ということでしょう。とても参考になる本です。

2008年10月22日 (水)

”狂い”のすすめ

「狂い」のすすめ (集英社新書 377C) 「狂い」のすすめ (集英社新書 377C)

著者:ひろ さちや
販売元:集英社
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思想や哲学は、弱者が現実と戦うための武器になります。世間で言われていることすべてが正しいわけではありません。世間の常識は世間そのものにとって都合のよいものを一般大衆に押し付けているだけ。だから都合が悪くなると、常識そのものが変わってしまうのです。そんな常識に付き合っていてはいけません。

そもそも人生に「目的」は必要でしょうか。目的を持って、その達成のために頑張る。それでよいのでしょうか? 商売をするのは、商売が楽しいから、ではないですか? それこそが毎日を楽しくする考え方でしょう。目的のために毎日を灰色にしてしまう必要などないのです。

世間の常識に流されずに生きる。世間はそのような人を「狂った」と言うかもしれません。しかし、世間の”常識”を疑い、人生の現在を楽しみましょう。それこそが人間本来の生き方なのです。

☆☆ーー すべてのものを疑ってかかるのは大変なことです。しかし世間でいう常識が時として変わるのは事実。それに惑わされることなく、現在を生きましょう、という主張は暖かい目線から生まれているように思います。折に触れ、読み直してみたい本です。

2008年10月19日 (日)

アイディアの出し方

プロフェッショナルアイディア。欲しいときに、欲しい企画を生み出す方法。 プロフェッショナルアイディア。欲しいときに、欲しい企画を生み出す方法。

著者:小沢 正光
販売元:インプレスジャパン
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アイディアを継続的に、一定レベル以上のものを出し続けるのがプロフェッショナルというもの。プロのアイディアは決して思いつきではない。仕事で出す以上、目的があり、その目的達成につながる必要があるからだ。

プロフェッショナルにはそれぞれのやり方があるだろう。私がやっている方法は3回3ラウンド。アイディアを「書き出す」「整理する」「チョイスする」。この3つの作業を経て納得のいくアイディアを生み出している。

いいアイディアを出せるようになるためにはすぐれた情報を集める必要がある。そのためには何と言っても仕事の場がよい。人よりたくさんの情報を集めるために人より多くの仕事をこなしてきた。そうやっていくうちに自分の得意分野が定まってくるものだ。

☆☆☆ーー 博報堂に勤めるプロが、アイディアの出し方を述べた本です。アイディアに対する考え方、自らの姿勢から説き起こして、具体的な方法論まで。非常に分かりやすく、示唆に富む本です。アイディアの出し方といえば「考具」という本もあります。こちらは具体的な方法論が多数紹介されています。あわせて読むとさらによい、と思います。

2008年10月15日 (水)

カーリー・フィオリーナ

私はこうして受付からCEOになった 私はこうして受付からCEOになった

著者:カーリー・フィオリーナ
販売元:ダイヤモンド社
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子供のころは両親を喜ばせること、それがすべてでした。怖がりで両親を失うことを極端に恐れていたものです。スタンフォード大学で自分の将来の進路を考えたとき、初めて自分の進路を自分の思いで決めました。私の人生は私のもの。やりたいことをやらなければ。そう気づいたのです。

自分の力を出し惜しみしない。仕事では常に精一杯やってきた。それが誰かを動かし、誰かに認められる。そして新しい舞台と世界が広がる。その連続でした。ヒューレット・パッカードのCEOにと声がかかったのも、取引をしようと長期間にわたりタフな交渉をしたときに、私を認めてくれた人がいたから。

相手に伝わる言葉を選び、時には演技もする。相手に思いを伝えることが大切で、対等の立場に立つことが重要なこと。

人生は必ずしも公平ではない。しかし私は与えられた使命を全うしたつもりだし、何も後悔はしていない。確かに私は間違いを犯したが、何かを変えることはできた。自分で困難な選択をし、その結果を受け入れて生きていく。

☆☆ー 大企業の女性CEOとして、はたまた衝撃の解任劇で騒がれたカーフィー・フィオリーナの本です。全編を通して、自分で自分のあり方を決め、その結果を潔く受け入れる度量と、後悔せずに前を向いて突き進んでいく姿勢が現れています。大企業の重役として働くことがどのようなものなのか。そのことをうかがい知るよい本です。

2008年10月12日 (日)

心のブレーキ

「心のブレーキ」の外し方〜仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー〜 「心のブレーキ」の外し方〜仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー〜

著者:石井 裕之
販売元:フォレスト出版
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あなたが何かをしたい、何かに変わりたいというときに障害となるもの。周囲の環境だけではなく、あなた自身が障害となることがあります。今の自分を良いと思う感情。変化によりもたらされる不安を回避したいと思う気持ち。これらが「心のブレーキ」となって、あなたを変化から遠ざけようとします。

なにかをやる気になったとき、そのやる気を維持・持続させるために必要なこと。それはすでにそれを達成した自分をイメージして、自分の潜在意識にその状況を刷り込むことです。潜在意識は過去・現在・未来を区別しません。将来なりたい自分を意識しましょう。自信がなくても自信があるよう振舞うこと。いずれ現実がそれに追いついてくるのです。

何かをやるためには行動を起こすことも大切。少しずつでもよいので行動に移しましょう。そしてそれをできた自分を褒めるのです。何ならできるかを考え、行動する。そして修正する。行動することで潜在意識に行動がついてくるのです。

☆☆ー 答えの出ないことで悩むことは止めましょう。根拠のない自信こそが本当の自信(Fake it until make it)。この二つがとても印象に残りました。答えのないことを悩み始めると潜在意識がそちらに取られてしまい、他の事を考える余力がなくなるのだそうです。薄い本ですが、要点が簡潔に纏められており、興味深い内容です。

2008年10月 8日 (水)

沖縄 浜辺の茶屋

奇蹟のカフェ 沖縄「浜辺の茶屋」物語 奇蹟のカフェ 沖縄「浜辺の茶屋」物語

著者:小林 ゆうこ
販売元:河出書房新社
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豊かな自然を大切にした、ゆったりとした空間。南に向かって開放された窓。そこから見える海。普段とは異なる時間が流れ、普段は心の奥にしまいこまれているさまざまな感情を呼び起こす。

土地を神様から”借りて”、土地の自然を大切にした建築。自分の故郷で、自然の大切さをみんなで共感する空間を作りたい。その空間を来てくれる人に楽しんで欲しい。そんなオーナーの思いからできました。

自然はあるがままに受け入れるしかありません。台風で壊れることもあります。それも自然。また作り直せばよいのだから。そんな強くもあり軽やかな姿勢が共感を呼ぶのかもしれません。

☆☆ - なによりも表紙の写真が美しい。自然の中で、自然に引き寄せられるように人があつまり、「何か」を共有する空間ができる。それぞれがその空間から何かを得て、また何かを与える。機会を作って、ぜひ訪れたいところです。

2008年10月 5日 (日)

Lawより証拠

LAW(ロウ)より証拠 LAW(ロウ)より証拠

著者:平塚 俊樹
販売元:総合法令出版
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法律はさまざまなトラブルを解決する時の基礎となります。しかし、法律を活用するためには、支持してもらうための「証拠」が必要です。証拠がなければ関係者の支援を得ることは難しいのが現実。

法律問題を扱うのは弁護士。ただし、弁護士は証拠を集めるプロではありません。テレビ番組で見るような、状況がすべてテレビカメラに収まっていることなど、まずありませんし、そのレベルまで証拠を集めようとすれば、それだけで多額の弁護士費用がかかります。そういう法律的な証拠を集める専門家が「証拠調査士(エビデンサー)」です。

証拠調査士はたくさんの証拠を集めます。訴訟に向けての戦略を練り、それにあわせて証拠を積み重ねていきます。どんなものが証拠になるのでしょう? 医師の診断書、警察との相談記録、証言集め、行政との相談記録・・・。さまざまなものが証拠となるのです。

トラブルの際は、法律論で対抗するよりも、たくさんの人を味方につけることを考えましょう。おかしなことに対しては必ず味方になってくれる人が現れるもの。そしてできることはすべてやること。それが何よりです。

☆☆ - 弁護士だからといって証拠集めが上手とは限らない。当たり前ことに今更ながら気づかせてくれました。周囲の人の支援を受けながら、当事者として問題に対応することが大切だと感じました。それにしても紹介されている事例の生々しさに絶句しました。悪い人たちは賢いもの。気をつける必要があります。

2008年10月 1日 (水)

夢をかなえる方法 - オーダーメイド

夢をかなえるオーダーメイドの方法
Book
夢をかなえるオーダーメイドの方法
著者 藤沢 優月
販売元 幻冬舎
定価(税込) ¥ 1,260

夢をかなえるのは「速く、効率よく」物事をできるからではありません。「成功したら幸せになれる」のではなく、自分に満足して幸せに生きることが成功を呼びます。「今、ここ」を満足して生きましょう。そのためには時間と心の余裕が必要です。その余裕を守るためのにスケジュールが必要なのです。

「変化するとき、今までの人生からいったん抜け出して、「無」の中で過ごさなければならない時期がある」。変わらなければならないと思うとき、自分の直感に従ってみましょう。そして流れに乗ってみましょう。そこから状況は動き出します。

人生を生きるには、まず自分のことを好きになりましょう。成功したから好きになるのではなく、今、ここにいる自分を好きになる。人生を楽しめる人は同じような人と出会い、ますます豊かで楽しい人生を送ってゆく。逆も真なり。今の場所が合っていないを分かったら、それを「サイン」と受け止めましょう。分かった現実は変えられます。

心がせかせかしてくると、自分の虎の子の「気」が失われていきます。そうすると身体が機能しなくなり、事故や病気を引き寄せる。健やかに生きるには、仕事を楽しみ、休み、笑う。時間も同じです。目いっぱい、ではありません。忙しくても自分のための時間を作る。それが大切なのです。

☆☆ - 今を生きましょう。忙しくても自分のための時間を持ちましょう。そのためにはスケジュールのつくり方など、工夫できることがたくさんありますよ。そんなメッセージを感じます。禅問答のように感じるかもしれません。折に触れて読み返して、今の自分を省みる。そんなときによい本です。

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