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2009年2月25日 (水)

人生を変える朝一番の「習慣」

朝一番の「習慣」が人生を変える──午前中に仕事をすべて片付ける技術 (講談社プラスアルファ文庫) 朝一番の「習慣」が人生を変える──午前中に仕事をすべて片付ける技術 (講談社プラスアルファ文庫)

著者:高井 伸夫
販売元:講談社
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仕事は自分で裁量できるものは30分で一単位と考えるとよい。テンポよく仕事をこなすことができる。1時間では長すぎる。

どんな仕事でも5つの資料を作ることにしている。第一が大義名分書。これをしっかり作る必要がある。ここに時間をかけることで、仕事の目的や価値が明確になる。仕事をするにあたって、また人を動かすにあたって、一番大切なことである。第二が提案書。具体的な計画だ。第三が想定問答。問われる可能性のある質問と、それに対する回答を用意する。第四が想定状況。考えられる状況とそれに対する対応をリストアップしていく。そして第五がスケジューリング。計画表と進行表を作り、スケジュールを管理していくのだ。

説得力のある話し方をすることは重要だ。分かりやすく、論旨を明快にすること。話のなかに数字を入れることが大切。正確な話をすることを優先し、自分の話は控えること。本音で前向きに話しをすること

仕事のサイクルはSPDC。See(予習)、Plan(設計)、Do(実行)、そしてCheck(反省)。このサイクルが大切だ。

☆☆☆--朝早くにおきて、他の人よりも早く始動することで、先手先手で仕事を進めていく。それにより大きな成果を生み出せるはず、と説きます。今でもバリバリと仕事をしておられるという高井先生。見習いたいものです。

2009年2月22日 (日)

永守イズム- 日本電産 永守氏

日本電産永守イズムの挑戦 (日経ビジネス人文庫 ブルー に 1-32) 日本電産永守イズムの挑戦 (日経ビジネス人文庫 ブルー に 1-32)

販売元:日本経済新聞出版社
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すぐやる。必ずやる。出来るまでやる。

能力差はたかだか5倍。やる気や士気、意識は100倍ぐらいの差がある。だから少々能力がなくても意識の高い人間を採ったほうがいい。

経営の本質は洋の東西を問わない。技術のある会社なら立て直しは可能だ。だから技術しか見ていない。

海外企業の場合、業績の悪い会社を買ってはいけません。(海外企業には)含み益なんてありません。そもそも彼らは高く売ろうという術にたけている。人がやめていくリスクも高く、特に経営者がやめていくリスクは格段に高い。

永守流の会社立て直し方法は、永守氏本人と数名の実行部隊・伝道師数名が手弁当で会社に入り、短期間で立て直しをする。その間に一番儲けた人を出世させ、社長にする。そうして会社が軌道に乗ったところで、永守氏を初め、日本電産から来た人間は全員戻る。人を解雇する必要はない。

☆☆☆--個性の強さからなにかと話題を振りまくことが多い永守氏。やる気や士気を重視する、親分肌など、”今どきではない”部分もあるでしょうが、稀有な経営者であることは間違いないでしょう。新聞報道などでは伝わらない永守氏の考え方などを知る、よい入門書です。

2009年2月18日 (水)

美神の邂逅 -見立ての美

美神の邂逅 美神の邂逅

販売元:楽天ブックス
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そのものだけで美しいものがあります。それに見立て・取り合わせを加えると、さらに美しさが際立つことがあるものです。銀座で画廊を営む筆者による見立ての美を感じる本です。

簡潔な語りの文章を右側に、左側に美しい写真。写真の中に静謐さとともに、作品そのものが語りだす雰囲気とを併せもつ、素敵な写真集です。

芸術というと近づきにくい印象を受けますが、美しいものを見ることで何かを感じる自分がいます。自分の心の動きを感じながらみることで、新たな発見があることを期待、そんな本です。 ☆☆

2009年2月15日 (日)

予想どおりに不合理  - 人間の行動

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

著者:ダン アリエリー,Dan Ariely
販売元:早川書房
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人は物事を相対的に評価しがちである。そのため、値引き額が同じ1セントでも、”無料”には弱いし、一度アンカリングされた数値・価格に引きずられた判断をしがちである。事前に自分が意識した数値(価格とはまったく関係のない、自分の社会保険番号のようなものでも!)に近い価格を提示したりする。

物事を判断するときに、社会規範によった判断をする場合(こうしなければいけない、みっともない、など)と、市場規範によった判断をする場合(損得)がある。社会規範で判断していた事柄を、市場規範で判断するよう仕向けると、なかなか元に戻ることがない。だからこそ、顧客との関係に注意しよう。ふた股をかけて、自分に都合のよいことばかりを考え、顧客に市場規範を意識させてしまうと、もう元には戻れないのだ。社会規範を常に意識することが大事である。

人は物事を先延ばしにしがちな生き物である。しかし、そのことを認識する機会を与えれば、その問題に十分に取り組む行動を取ることができる生き物でもある。その場合の結果は、締め切りを強制された人よりもよい成果をもたらすことが多いのだ。

不正をする動機は、目の前にある現金そのもの、よりもそれ以外のもの(例えば冷蔵庫で見つけたジュースなど)の方が大きい。そのため、現金ではなく仮想紙幣や、現金を目の当たりにしない形での不正は、より動機付けが強くなる、という傾向にあるのだ。

レストランで自分が頼みたいものを確実に頼むには、他の人よりも先に注文すること。他の人が注文した後だと、他の人と違うものにした方が、自分が個性的であることを主張できるような気持ちとなり、本位ではないものを注文してしまいがちである

☆☆☆--人間の行動を具体的な事例で示しています。人間はさまざまな状況下において、本来合理的ではないはずの選択肢を選ぶことが多いもの。それzれの事例は著者の実験ですが、さまざまなところで同様の判断をしているはずです。判断の傾向を意識することで、より合理的な判断ができるように思います。

2009年2月11日 (水)

世界で戦う BPで働く日本人

世界で戦うキャリアづくり―グローバルを知る外資系トップが語るリーダーの条件 世界で戦うキャリアづくり―グローバルを知る外資系トップが語るリーダーの条件

著者:脇若 英治
販売元:ダイヤモンド社
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BPにおいてリーダーに必要とされる3要素は、1.インテレクト(知力) 2.ドライブ(実行力) 3.ハート(心の温かさ) である。心の温かさはやさしさであり、人間力・自信の裏づけである。これが包容力や余裕につながるのだ。威張っている人、大きな態度は人間力の欠如を示しており、余裕のなさにつながる。BPではこのような人は評価されない。

人との違いを見るのではなく、同じところを見つけよう。日本人は違いを探そうとすることが多い。相手ほど英語がうまくしゃべれない、と考えるのではなく、同じ英語をしゃべっていると考える。それが重要だ。

会議では必要なことを簡潔にしゃべることは大切だが、必要以上にアピールする必要はない。必要だから発言するのであり、不必要な発言は不要。

相手のポジションが自分より上か下かは重要ではない。だからこそ、相手によって態度を変えないことが大切だ。

リーダーが問われるのは基本的な人間としての教養である。新しいことにリスクを取ってチャレンジし、失敗も含めて自らの経験とする。そんな人材が求められるのだ。

☆☆☆--商社時代のように四六時中仕事をするのがえらい、という感覚はBPにはない。家庭が一番である。知性や教養があっても、それをひけらかすことなく、相手によって態度を変えないこと。チームのためにという仕事の姿勢など、学ぶところが多い本です。自分の立ち位置を省みるのによい本です。

2009年2月 8日 (日)

オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える

オシムの言葉 (集英社文庫) オシムの言葉 (集英社文庫)

著者:木村 元彦
販売元:集英社
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君たちはプロだ。休むのは引退してからで十分だ。それまではサッカーのことだけを考えなさい。

ライオンに追われたウサギが逃げ出すときに肉離れをしますか? 準備が足りないのです。

シュートは外れるときもある。それよりも、あの時間帯にボランチがあそこまで走っていたことをなぜ褒めてあげないのか?

日本人は平均的な地位、中間に甘んじるきらいがある。野心に欠ける。これは危険なメンタリティーだ。受身すぎる。精神的に周囲に左右されることが多い。フットボールの世界ではもっとj批判に強くならなければ。

私はひとつのチームを作ることをまず考えて、その上で機能する選手を選ぶ。当時この3人(ストイコビッチ、スシッチ、カタネッチ)は汗かきもおとりになることもいとわない選手だった。

いいりんごが生る年もあれば不作の年もある。

☆☆☆--不幸にして日本代表監督を辞めてしまいましたが、オシムさんの語録集のような本です。この人がどれだけ大変な環境でサッカーをしてきたか。どれだけの業績をあげてきたか。それを明らかにしてくれます。それとともに、彼独特のスタイルの背景にあるもの、も感じることができるでしょう。サッカー好きはもちろん、チームを育てるということに興味を抱く方にもお勧めです。

2009年2月 4日 (水)

自然農法

自然に還る 自然に還る

著者:福岡 正信
販売元:春秋社
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自然は人間の知恵を超えたものである。自然を制御できると考えたところからおかしなことになっている。科学ですべてを説明できると考えるが、自然はもっと複雑なものであり、そんな簡単なものではない。

自然農法を取り入れると、科学農法よりもたくさんの収穫を期待することができる。では、なぜ多くの百姓がやらないのか? 毎年、同じ作り方をしているつもりでも、状況はいつも違うので、さまざまな出来になっていて、いいところと悪いところがあるのだ。そのため変化を嫌う百姓が敬遠する。

西洋人はこれがよい、となると、パッと全面的に切り替えて採用する。一方日本人は両者を比較したり、良いところだけを取ろうとしてなかなか動かない。自然農法は日本ではなく西洋のほうが根付くのではないだろうか

☆☆☆--最近、農薬を一切使わない「奇跡のりんご」が話題になっていますが、それよりもはるか昔に、同じようなことをしている方がおられました。人間が田んぼを耕すことで、かえって土や稲を弱めてしまった。だからこそ農薬を使う結果になっているのだ、といいます。私たちの常識とはまったく異なる考え方ですが、みなさんはどう受け止められるでしょうか?

2009年2月 1日 (日)

ノウハウと実践

ノウハウを学んでいるのに、なぜ、儲からないのか? (アスカビジネス) ノウハウを学んでいるのに、なぜ、儲からないのか? (アスカビジネス)

著者:吉井亮介
販売元:クロスメディア・パブリッシング
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世の中にノウハウを提供する本はたくさん出ています。しかし、それで実際に儲けている人は多くないでしょう。だからこそ、これだけたくさんのノウハウ本が出ているのです。

どんなノウハウも、それだけではお金を生みません。お金を生むのはあなた自身なのです。ノウハウは人を通じて発揮され、初めて現実を変えるもの。どれだけ学んでも実行しなければ無意味なのです。

売れるコピーで一番大切なのは、コピーを伝える方法などではなく、何を書くか、です。あなたが提供する商品の価値を顧客がすべて分かっているわけではありませんから、売り手のあなたが伝える必要があるのです。

顧客はあなたを信頼できるかどうか、を重視します。まずは自分に対する約束を守ることからはじめましょう。それが自分自身への信頼を高めます。自分を信頼できない人は顧客から信頼されることもありません。

自分がどんなビジネスをしたいのか、どんな価値を提供したいのか。自分と問いを持ちましょう。それが「こだわり」です。

☆☆☆--ノウハウを示す本はあまたあります。実践が大事と伝える本も多いですが、具体的にどうするかをはっきりと提示している本です。折に触れて読み返す手引きにしたらどうでしょうか。分量も手ごろでよい本です。

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