猟師になる! - ぼくは猟師になった
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ぼくは猟師になった 著者:千松 信也 |
大学在学中のアルバイト先で猟師に出会い、そのままそこで働きながら猟師をすることになりました。狩猟というと「特殊な人がする残酷な趣味」とか、「スローライフの究極だ」とか、さまざまな偏見でみられることが多いです。僕も含め多くの猟師が実践している狩猟は「自分で食べる肉は自分で責任を持って調達する」という、生活の一部としてのごく自然な営みなのです。
動物の肉を食べるということはかなり労力を費いやす一大事です。スーパーでパック詰めの肉が売られているのを当然と思い、その肉にかけられた労力を想像しなくなっている状況はおかしいと思います。誰かが育て、誰かがその命を奪い、解体して肉にしているのです。狩猟は残酷だという人がいますが、その動物に思いをはせず、お金だけ払って食べることも、残酷だと思います。
自分で命を奪った以上、なるべく無駄なくおいしくその肉を食べることがその動物に対する礼儀であり、供養にもなると僕は考えています。だからこそ、解体も手を抜かず、丁寧にやります。なるべくおいしく食べられるように工夫もします。
野生の肉が臭い、かたいと思われ、敬遠されるのは無意味だと思います。肉の処理をきちんとすれば臭くありません。野生でも家畜でも歳をとればとるほど硬くなるのは同じです。市販されている家畜の肉が、異常な早さで大きく成長させられ、若いうちに屠畜されているからやわらかい、ということを忘れているのではないでしょうか。
☆☆☆ -- 猟師という生業を通して、生きるということを改めて考えます。何かの命のおすそ分けを受けて生きている日々。動物にしろ植物にしろ、人が生きていくうえで、周囲に何らかの犠牲を強いたうえで生活している。お金を出せばお店で買える、という生活をしていると、そういう本質的な部分を忘れてしまうような気がします。猟師とは鉄砲を担いで山に入る人、という思い込みを払しょくするにもよいでしょう。ふだん目をそむけている世界を再認識させてくれる本です。















































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